9月に入り、少しずつ秋の気配を感じるようになる頃。
一方で、雨の日が続いたり、湿度が高くなったりと、洗濯物がなかなか乾かない日も増えてきます。
特に気をつかうのが、ニットや薄手のカーディガン、デリケートな素材のおしゃれ着です。
「外に干せないから、とりあえず部屋の中へ」と干してみても、夕方になっても少し湿っていたり、乾いたあとに形が崩れていたりすることもあります。
秋雨の季節こそ、洗い方だけでなく「どう乾かすか」までを衣類ケアのひとつとして考えてみましょう。
おしゃれ着は「早く乾かす」より、風を通すことから

部屋干しというと、できるだけ短時間で乾かしたいと思うもの。
けれどもデリケートな衣類の場合、強い熱を当てたり無理に乾かそうとしたりするのは、避けたいところ。
まず意識したいのは、衣類のまわりに空気が流れる状態をつくることです。
壁やほかの洗濯物に密着した状態では、湿った空気がこもりやすくなります。
衣類同士の間隔を少し広めに取り、できるだけ風が通る場所に干してみましょう。
窓を開けられる日は空気を入れ替えたり、室内の環境に合わせて扇風機やサーキュレーターなどを活用したりするのもひとつの方法です。
ただし、強い風を1か所だけに当て続けるのではなく、部屋全体の空気をゆるやかに動かすイメージで使うとよいでしょう。
干す前に、衣類の形を整える
洗い終えた衣類を、そのままの形で干していませんか。
ニットややわらかい素材は、水分を含むと重くなり、その重みで伸びたり形が変わったりすることがあります。
干す前に、袖や身頃をやさしく整え、縫い目の位置を確認しておきましょう。
濡れているときに形を整えておくことが、乾いたあとの仕上がりにもつながります。
特にニットの場合、ハンガーに掛けることで肩部分が伸びたり、ハンガーの跡が残ったりすることがあります。
衣類の洗濯表示を確認し、平干しが指定されているものは、平らな状態で乾かしましょう。
「いつもの服だから」と同じ干し方にするのではなく、一着ごとに合った方法を選ぶことが大切です。
水分を残しすぎないことも大切
部屋干しでは、干す前に衣類が含んでいる水分をできるだけ減らしておくこともポイントです。
ただし、デリケートな衣類を強く絞るのは避けましょう。
手洗いした衣類なら、やさしく水分を押し出し、必要に応じて乾いたタオルで包んで水分を取ります。
洗濯機を使用する場合も、洗濯表示を確認したうえで、衣類に適した方法で脱水します。
強くねじるのではなく、生地への負担を抑えながら余分な水分だけを取り除く。
このひと手間で、そのあとの乾き方も変わってきます。
秋雨の日のお手入れを、少しシンプルに
雨の日は、洗うことも乾かすことも、いつもより少し手間に感じるものです。
そんなときは、お手入れの工程そのものを見直してみるのもいいでしょう。
ユーカランは、ウールやカシミヤをはじめとしたデリケート衣類のお手入れにも使える、すすぎ不要の洗剤です。
家庭で水洗いできる衣類であれば、洗濯表示を確認したうえで使用できます。
手洗いの場合は、ぬるま湯または常温の水に適量のユーカランを加え、衣類をやさしく浸します。
すすぎ工程がない分、お手入れの工程をシンプルにでき、そのぶん干す前の形を整える時間にも少し余裕が生まれます。
秋雨の季節は、「早く終わらせる」ことより、衣類に合わせて無理なく整えることを意識してみるのもおすすめです。
部屋干しでも、詰め込みすぎない
雨が続くと、室内にはつい洗濯物が増えてしまいます。
たくさんの衣類を一度に狭い場所へ干すと、衣類の間に湿気がこもり、乾きにくくなることがあります。
特におしゃれ着は、ほかの洗濯物とは少し間隔を取って干してみましょう。
薄手のシャツ、ワンピース、ニットなど、それぞれの形に合わせて場所を分けるのもひとつの方法です。
「どこに干すか」だけではなく、「衣類のまわりに空間があるか」を意識すること。
部屋干しの日の小さなポイントです。
乾いたあとに、もう一度状態を確認する

衣類が乾いたら、すぐにクローゼットへ戻す前に、一度全体を確認してみましょう。
袖口や脇、厚みのある縫い目などは、表面が乾いているように見えても、まだ湿気が残っていることがあります。
手で触れて、しっかり乾いていることを確認してから収納します。
また、ニットなどは乾いたあとに形を整え、必要に応じてたたんで収納しましょう。
お手入れは「洗って干したら終わり」ではなく、きちんと乾いたことを確認するところまで。
雨の日が続く季節だからこそ、この最後のひと手間を大切にしたいものです。
雨の日も、お気に入りを気持ちよく
天気は選べなくても、衣類の扱い方は少し工夫できます。
間隔を空けて干すこと。
風を通すこと。
濡れているうちに形を整えること。
そして、衣類に合った干し方を選ぶこと。
どれも特別に難しいことではありません。
秋雨の日の部屋干しも、お気に入りの一着を次も気持ちよく着るためのお手入れ時間と考えてみる。
そんな小さな工夫が、季節が変わってもお気に入りの服と心地よく暮らすことにつながっていきます。
雨の日のお手入れも、もっと心地よく。
すすぎ不要のEUCALANなら、デリケートな衣類のお手入れをシンプルに。
洗ったあとの形を整えながら、お気に入りの一着を気持ちよく乾かす時間につなげてみませんか。