ニットの洗い方

一部のウールや動物繊維は洗濯機で洗えますが、安全のため通常は手洗いをおすすめします。

手洗いの基本
  • シンクまたはボウルにぬるま湯を入れます。
  • 水4リットルあたりユーカラン小さじ1杯(5ml)を加えます。
  • 衣服を水に浸します。
  • 衣類を優しく振り回します。かき混ぜすぎないように注意してください。
  • 約15分間浸します。
  • シンクまたはボウルから水を排出し、セーターから余分な水を押し出します。伸びたりフェルト化したりする可能性があるため、絞らないでください。
乾燥とブロッキング

乾燥機は絶対に使用しないでください。経験のある方も多いと思いますが、習慣的に物を乾燥機に放り込んでしまった結果、セーターが小さく縮んでしまうことがあります。ウールは、乾燥機には絶対に入れないでください。本当に、絶対にダメです!

濡れた衣類を持ち上げるときは、必ず下から支えてください。上から持ち上げると、セーター内の水の重みで伸びてしまう可能性があります。

乾燥させるときは、まず衣服から水を絞り出し、清潔で乾いたタオルに包んで余分な水分を取り除きます。 その後、乾いたタオルの上に衣類を置き、元の形に戻します。セーターは直射日光や熱を避けて完全に乾かしてください。

ピリング

最高級のウールやカシミアでも、衣服の摩擦部分(脇の下や肩など)に毛玉ができることがあります。毛玉とは、セーターに集まり始める小さな繊維の塊のことで、取り除かないと衣服がみすぼらしく見えることがあります。この厄介な小さな繊維の塊は、小型の電動毛玉取り器やセーターストーンで簡単に取り除くことができます。または、とても忍耐強い場合は、毛玉をつまみ取ることもできます。こうすることで、セーターが新鮮で新品のように見えるようになります。

保管

カシミアやウールなどの衣類をシーズン中に着用し終わったら、できれば清潔な状態で密閉容器にしまっておくことが重要です。蛾などの害虫は体臭を好むため、保管前に洗浄しないと大切な衣類にすぐに穴が開いてしまいます。カシミヤ・ウールなどの動物性繊維は細く、柔らかいため、虫が一番食べやすい繊維となっており特に注意が必要です。また、汗や皮脂、ボディクリーム、香水、デオドラントは時間の経過とともに生地を変色させる可能性があります。

  • 保管前に、ユーカランのユーカリまたはラベンダーの香りを使って衣類を洗っていただくのがおすすめです。
  • 完全に乾燥させてから、保管してください。
  • また、ラベンダーや杉の円盤のサシェを購入して、衣類と一緒に容器に入れることもできます。
  • ウール製品に蛾がいるかもしれないと心配な場合は、製品をビニール袋に入れて冷凍庫に 2 日間入れ、蛾や幼虫を殺してください。