毛糸の水通し(Part 1)
手芸用語「水通し」は、ソーピングとも言われています。
今回は、ユーカランを使った水通しのお話です。
輸入毛糸、国内毛糸ともに多くは毛糸の紡績段階で品質安定のためにオイルを使用しています。
この油分のおかげで毛糸の乾燥を防ぎ、編むときに編みやすくしています。
ただし、この油分が本来の毛糸の柔らかさを半減しています。
そのため、作品の最後の仕上げ=水通し工程をお勧めいたします。
適温の水にユーカランを適量そそぎ、かき混ぜます。
押し洗いを数回おこないその後、15分ほどつけこむだけで終了です。
作品が柔らかく仕上がり、美しく長く使用することを可能といたします。
ユーカランのラノリン成分のなせる業でございます。